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子供の便秘は小さいうちに治すといい理由とその方法

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近年、大人と同じように子供も便秘で苦しんでいます。その理由はいくつかありますが、その一つとして食べ物が大きく関係していることに目をそむけるわけにはいきません。しかしそれだけではなく、小さい頃に作られる腸内フローラにも関係しているというのです。

便秘になるかならないかは乳幼児期の腸内フローラと関係が深く、その時期の腸内フローラ育てに注目すれば便秘で苦しむ子供を少なくできる可能性が大きいのです。

いつ頃までにどんなものを食べたらいいのかを腸の働きと特徴を考えながらお伝えしたいと思います。

 

便秘で苦しむ子供の現状

今や便秘は若い女性の代名詞ではなくなったようです。小学生の5人に1人が便秘であると言われている昨今、便秘が及ぼす体への影響を考えないわけにはいきません。

平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要排便の状況

(出典:厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000134209.pdf

 

子供の排便の乱れは乳幼児期から始まっている?!

小学生が悩む便秘ですが、乳幼児の頃からの排便習慣をみるとすでに乱れていることがわかります。排便は毎日の生活習慣や食習慣から影響を受けることが多いですから、小学生になってから便秘で悩まないためにも乳幼児の時からの食事には十分気をつけてあげることが大切になります。

 

便秘ってどういう状態なのか?

便秘の定義

便秘の定義ははっきりと決められてはいませんが、現在の日本での便秘の定義は以下の通りです。

3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態(日本内科学会)

排便が数日に1回程度の減少し、排便間隔不規則で弁の水分含有量が低下している状態(硬便)を指す。明確な定義があるわけではない。(日本消化器病学会)

若い人からご高齢者の人まで、どの年齢層でも見られる排便の悩みの一つ。一般に男性より女性に多く、年齢的には60歳以上で便秘になり人が増える傾向にある。(日本大腸肛門学学会)

腸管内容物の通貨が遅延・停滞し、排便に困難を伴う状態wp指す。(日本緩和医療学会)

本来体外に排出するべき糞便を充分量かつ、快適に排出できない状態。(ストーマ・排泄リハビリテーション学会)

このようにそれぞれの学会においてもその定義は様々ではっきりとした基準がないのが現状です。しかし、共通して言えることは「残便感のないスルッと出るすっきり排便」ということになります。

 

慢性便秘症ガイドライン

日本消化器学会が便秘における日本の現状にそったガイドラインを作っています。

慢性便秘症診療ガイドラインの定義

本来体外に排泄すべき糞便を充分量かつ、快適に排泄できない状態

(出典:日本消化器学会 http://www.jsge.or.jp/)

つまり、病気ではないけれど「排便回数や排便量が少ないため、便が大腸にたまった状態」または、「便を快適に出せない状態」ということになります。

 

便秘を治すためにはどうすればいいの?

便秘は食べ物の内容などによって便をうまく作れなかったり、便を移動させるぜん動運動低下などいくつかの理由が重なって起こることも多いため、一人ひとりに合った便秘の解消方法を見つけて実践することが大切になります。

どんな食べ物がいいの?

食物繊維の多い食品を食べましょう。食物繊維は便を作る材料になります。毎日の食事にしっかりと入れることがおすすめです。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、理想的な割合は不溶性食物繊維 2: 水溶性食物繊維 1です。

不溶性食物繊維

水に溶けない食物繊維です。腸で消化することができずそのまま便として体の外に出ていきます。便の形を作る主となるものです。

 

水溶性食物繊維

水に溶ける食物繊維です。便を程よい硬さに調整し、排便しやすくします。

 

不溶性・水溶性どちらの食物繊維も入っている食品

また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含む食材もあるので上手に選ぶことをおすすめします。

 

便秘にならないための幼児期の腸内フローラの作り方

子供の便秘は幼児期からの食生活の積み重ねによって起こることが多いため、小さい頃の食事を意識することは大切です。

腸内フローラを育てる

腸内フローラはその人固有の構成のためまるで指紋のように、一人ひとり違うことがわかっています。この腸内フローラをいかに育てるかが大切です。

何歳までに育てるの?

腸内フローラの形成に大切な年齢は3歳ごろと言われています。この時期までにいかに多くの菌と接したかによって腸内フローラの菌の種類の豊かさが変わってきます。

もちろん、良い菌もいれば悪い菌もいますが、様々な菌との接触によってそれを経験とし体調管理に生かしているのです。

 

主にどんな菌をとればいいの?

雑菌などは通常の生活をしていれば常に口から鼻から入ってきます。ここで大切なのは意識をしないと接触することができない菌を食事からとることです。

ビフィズス菌

乳酸桿菌

乳酸球菌

以上菌を意識して食事で食べることをおすすめします。

 

何を食べたらいいの?

代表的な食品はみそ汁、甘酒、漬物、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品です。

また、和食は発酵調味料(しょうゆ・酒・みりん・酢・みそ)を使うため1日食は和食を召し上がることをおすすめします。

 

まとめ

腸内フローラの成り立ちや特徴を知ることで、早くからお子さんの腸内フローラ育てをすることができます。腸内フローラ育ては、将来お子さんが便秘で苦しまないための大事な方法です。ぜひ、毎日の食事でコツコツ実践していきたいですね。

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